大阪大学に合格した私の物理の勉強法とオススメ問題集
筆者が実際にしていた大学入試物理の勉強サイクル
目次
1.はじめに
こんにちは、理系大学生でブログを書かせてもらっています。
今回は理系大学生には必要になる、大学入試の物理の話を実際に私がしていた勉強法を交えてお話ししたいと思います。
ちなみに筆者は大阪大学で物理を得点源にして合格したので、ぜひ阪大(特に理系)を目指している方はぜひ参考にしていただければなと思います。
それでは、お話ししていきますよー
2.物理ってどういう風に勉強すれば良いの?
物理以外の教科ももちろんそうなのですが、
勉強はただ闇雲にやっていても
学力は伸びはするのですが、効率良くという話をするなら、なかなか伸びにくいものがあります。
実際に筆者も数学でそのような経験があり、その期間は全くと言っていいほど数学が伸びませんでした(泣)
いかに勉強の仕方が大切かが分かりますね。
話を物理に戻しますね、
まず、物理の勉強をするうえで大切なのが「単位の意味を考えること」、「物理現象のイメージ化」、「実際に解く問題の目的を意識すること」
になります。
単位の意味を考えるとは
物理を勉強するうえで必ず考えなくてはならないのは、単位(mやkgなど)を考える事です、どういうことかといいますと
皆さんは、速さ×時間=距離となることはわかっているとは思いますが、
これは物理の単位を用いて表すと
(m/s)×(s)=(m)と表すことが出来ます。
これはすごく簡単な事なのですが、これが意外と
みんなできていなかったりするんですね(;^ω^)
一般的に物理の世界では単位の事を
ディメンション(次元)などと言って表したりします。
実はこのディメンションを意識できていないと、大学入試で苦労することがあったりするのです。
例えば電流(A)などは、意外と「単位時間当たりに流れる電気量」で表されます。
{(A)=(C/t)で表され、Cは電気量(クーロン)、tは時間です}
このように、与えられた文字の単位を意識して問題を解くことは大切で、
例えば「答えの単位がエネルギーの問題ならJ(ジュール)=kg・m²/s²」になっているか?」などをしっかり意識していると間違いも減ります。
そのようなディメンションといったような事柄を意識せずに勉強してしまい
それがあまり分かっていない状態で問題を解いていたりしている人も
筆者が塾の講師をしている中で多く見かけます。
具体的にはディメンションを意識するだけで、文字がたくさん出てきた時などには
見直しの時に「答えの単位があっているからケアレスミスなどは無さそう」などと
答えがまず問題で聞かれている単位になっているのか判断するきっかけになり、
そのおかげでかなり正答率が上がることにつながります。
ケアレスミスだから.....とケアレスミスを軽く見ないで、「次は間違わないぞ」という意気込みでいて欲しいと思います。
3.実際に筆者が使って良かった物理の問題集・参考書
まず、筆者が物理を学校以外の問題集を使って始めたのが高校の二年の夏ごろだったと思います。
公立高校だったのでそんなに進度は早くなく、
学校の力学が終わり波動の範囲をしていた頃で、
それまで私はそんなに物理が得意ではなく
学校の定期テストもいつも平均でした。
その頃に、志望校について考える機会があり
そこで阪大に行きたいと思うようになり、
物理と化学を武器にしようと勉強を始めました。
そんな私がまず始めたのは「物理のエッセンス」でした。
これをまずこなすことで、一年から出来ていた弱点部分を克服していきました。
中身は参考書の色が強くなっていて、解説も丁寧なのでよく使いました。
ある程度分かっているという人には簡単かもしれないので、
書店で手に取って内容が自分に合っているか確認してみることを
オススメします。
そして、物理のエッセンスでは次第に物足りなくなってきた冬頃、次の「良問の風」という教材を買いに行きました。
この問題集はとにかく問題と解説が見やすく、私は物理のない日でも持ち歩いてずっとていました。(そのくらい分かりやすかった)
内容は力学の範囲から、原子までと割と物理の全範囲を網羅している形の問題集になります。私は高校二年の1月からセンター直前までずっとお世話になりました。
本当に名前の通り良問が多く、私が物理を好きになるきっかけとなった一冊といっても過言ではありませんので、この問題集は特にオススメします。
さらに最後におまけでもうひとつ紹介しておくと、物理の「名門の森」という教材があります、これは非常にレベルが高く、問題の出典も早稲田、慶応、京大、東大、阪大、九大、名古屋大などかなりレベルが高いのが特徴です。
この問題集は筆者も一応買ってしましたが。癖のある問題が多い印象でした。
物理が好きで他の科目に余裕がある人は、買ってもっと極めてもよいとは思いますが。
「時間が無ければ、二次試験の過去問なり、オープン模試、実践模試の過去
問題を解く方が良いかな」というのが、私の印象です。
↓↓↓筆者は友達とこれの古いやつを割り勘して買いました(笑)
実戦模試演習 大阪大学への英語 2019―CD付 (大学入試完全対策シリーズ)
- 作者: 全国入試模試センター
- 出版社/メーカー: 駿台文庫
- 発売日: 2018/07/01
- メディア: 単行本
- この商品を含むブログを見る
4.まとめ
物理は理系の大学の入試に必須となる科目の一つですので、
高校一年の内からしっかり対策を進めるのが理想だとは思います。
それでも、筆者のように「一年サボっちゃった」
というような人も高二、三年からでも遅くはないです。闇雲に勉強せず、
どうやって得意科目を活かすか、弱点科目を克服するかをしっかり考えて、
計画を立ててしっかり勉強すればきっと結果はついてくると思います。
この記事が少しでもみなさんの物理の勉強の参考になれば嬉しく思います。。